2016年7月30日、都内某所で開催されたシークレット・カラオケオフ会では、ゲスト俳優諸氏のトーク&歌、そしてメインプログラムとして、『スーパーロボット マッハバロン』の主題歌を歌ったシンガー・すぎうらよしひろ氏のミニライブが告知された。
今回はそのすぎうら氏のライブをセットリストを含めて、各曲の解説を交えてレポートしてみたい。
1.「スーパーロボット マッハバロン」
カラオケを自身で制作されたとのことで、通常の通信カラオケの演奏と違い、演奏もライトさやチープさがなく、気合の入ったメロディが流れてファンも驚愕させられた。自らの代表作といったことを意識しての力の入れ具合かと思われる。
2.「眠れマッハバロン」
ご自身が持参したギターの弾き語りによる歌唱。しっとりとした歌のカラーに、繊細なアコースティックギターの音色がマッチ。オリジナルのバンド編成による演奏とは違い、オリジナルにはない今回のライブ演奏での間奏のスキャットが、その作品世界の根柢に有する繊細な心情を歌い上げるのが特徴。
3.「冒険者たちのバラード」
『マッハバロン』の後番組として翌週より放映されたアニメ『ガンバの冒険』のエンディングテーマ。こちらもギターの弾き語りで披露。司会者のWILD大将氏が「涙ぐむ」と紹介するだけあって、聴く人のハートに染み入る名曲。
4.「行け! 牛若小太郎」
通信カラオケにめったに入っていないだけあって、こちらもすぎうら氏が弾き語りで歌唱。歌唱の前のMCにて当時この番組を放映した『おはよう! こどもショー』に出演して、自ら歌唱した思い出も披露してくれた。前回のインタビューでは語られなかったので、今回のライブにて思い出されたのかも知れない。
5.「シートベルトの歌」
すぎうら氏はTBSのラジオ番組『ヤングタウンTOKYO』のヤングタウンシンガーズにて音楽デビューしたことから始まり、以後同局でラジオ番組のテーマ曲を手掛けることが増え、その中で総理府提供の番組で、警視庁の番組に作った曲で、この曲の存在や歌詞の内容からも、当時はまだ今のようにシートベルト着用が義務付けられていなかった昭和の時代背景を物語る。
6.「朝日のあたる家」
すぎうら氏のミュージシャンとしてのキャリアでも大きな位置を占めるのが、あの有名シンガー・
浅川マキ氏(故人)のバックを務めたことである。浅川氏ともラジオ番組での出会いがきっかけで、二枚目のアルバムで新宿の花園神社でのレコーディングに参加することとなった。そのアルバム『MAKI II』のラストナンバーを披露。
7.「おらはなぁ」
「民謡調のメロディにエコロジーな詞をつけた曲」(ご本人談)とのことで、20歳の時につくった歌で、本人もお気に入り。エコロジーでもあるが、望郷の思いも強く打ち出した内容の詞が心を打つ。
8.「スクール・ガールズ」
詞・曲共にすぎうら氏のナンバー。思春期の少年の淡い恋の思いを謳う曲で、最初は英語の詩をつけていた秘話をこの席で披露。すぎうら氏が『マッハバロン』を歌う直前に活動していたバンド“
NORA(ノラ)”のメンバー・松田良一氏の演奏に乗せる。
9.「オールド・マン」
すぎうら氏が心酔するシンガー、
ニール・ヤングの代表的なナンバー。こちらは弾き語りで歌唱。
10.「懐かしのメロディー」
すぎうら氏の所属していたバンド・NORAの代表曲。通信カラオケでもラインナップされているので、今回のライブでこの歌をお気に入りになった方は、以後も是非歌って頂きたい曲。今になれば昭和40年代への郷愁の思いを滲ませる歌。
11.「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」
ラストはすぎうら氏も尊敬する20世紀最大のロックバンド、
ザ・ビートルズのナンバー。ビートルズも多くの名曲を有するが、初期のシンプルなロックナンバーをセレクトしているあたり、初期の頃からこのグループを追いかけてきたリアルタイマー故の愛着が感じ取れる。余談ではあるが、同世代のグループで、財津和夫氏が率いるチューリップのドラマー・上田雅利氏のソロライブにて、アンコールナンバーでこの曲を歌っていたことを思い出した。
2年前、
下塚誠氏の営む洋風居酒屋・レモンタイムにて開催された『スーパーロボット マッハバロン』40周年記念オフ会にて、すぎうら氏のミニライブを予定していた。
当日愛用のギターも持ち込んで頂き、『マッハバロン』主題歌のみならず他の曲も歌唱して頂く予定だったのが、会場のキャパシティや時間の都合もあり、『マッハバロン』の主題歌2曲と『懐かしのメロディー』を店内設備の通信カラオケで歌うのみに終わったため、今回は歌曲も11曲と、この時以上のボリュームで観客を堪能させてくれるライブがようやく実現したことは喜ばしい。
この他にもゲスト俳優諸氏が出演作品主題歌を実際に披露、中には「初恋の人」と憧れ、恋い焦がれたゲストとのデュエットを披露した参加者もいたが、それらのレポートは当日参加の皆様のレポートに委ねたいと思う。
思えばカラオケ文化が日本に根付いて久しいが、特にアニメ・特撮のジャンル拡大は目覚ましいものがあり、歌曲も十数年前に比べるとバリエーションが拡大され、より幅広く楽しめるようになったと痛感する。
自分が特に思うことは、最近では『美少女戦士セーラームーン』だけをとっても、アニメの元祖シリーズは勿論、実写版、ミュージカルも現在のネルケプランニング主催のものと往年のバンダイ主催の両バージョンの歌曲を楽しめるようになっているのが実に嬉しい。勿論主題歌のみならず、挿入歌なども大半がラインナップされ、通好みのセットリストが作成できるほどの充実度を誇る。
一昨年にすぎうら氏のインタビューを行っているので、今回のライブレポートと並行してご一読していただければ、一層楽しんでいただけるかと思われる。アニソン、特ソンシンガーとは違った、ポピュラーミュージック出身のアーティスト故の逸話が実に興味深く感じ取れると思われる。
前々より主催からお声かけいただき、今回もスタッフとして参加させていただきました。印象に強く残った部分を以下に書いてみます。
一次会のレトロオフ会より参加させていただき、“
喫茶宝石箱”にてスタッフ全員で打ち合わせ。
前から来てみたかったお店に来ることが出来、クリームソーダもケーキも美味しく、昭和の雰囲気満載でとても良かったです。
メインのカラオケ大会の準備のため、早々にお店をあとにして新宿にある会場に向かいます。この日は天気が良すぎるくらいで、かなりの暑さでした。
会場の“
ガムランボール”へ着くと、既にゲストの方々が到着しており、ゲストにランチを摂っていただく間に諸々打ち合わせを。自分は音響と雑務担当でした。
あらかじめ流す曲と映像を準備し、本番でモタつかないようリモコンに全て履歴を残しておきました。実際はドラマ『北の国から』の純くんにそっくりな店員さんが丁寧に操作してくれたので、こっちはキューだしのみで大変助かりました 。
13時開場予定でしたが、既に13時の時点で参加者はほぼご入場済み。13時30分の開演まで時間を持て余すくらいでした。
その間、特別ゲストの
伴大介さんが話を繋いでくださり、佐藤宏之さんきくち英一さんもフォローしてくださいました。
2016年は『忍者キャプター』放送40周年だそうで、今回キャプター7・火忍、キャプター6・風忍の2名が揃い、とても満足でした(因みに僕は伴さんとお話ししたのは今回が初めてで、佐藤さんはお会いするのも初めてでした)。
定刻になり、乾杯のあと飲食タイム。会場となった“ガムランボール”はドリンクの種類も多く、特にカオマンガイはとても美味しかったです。
すぎうらよしひろさんのミニライブ。
1曲目の『マッハバロン』オープニングは店舗のカラオケ使用の予定でしたが、すぎうらさんが「それでは味気ないだろう」と、ご本人によるオリジナルのカラオケを用意してきてくれていました。確かに良かったです。
2曲目のエンディング曲「眠れマッハバロン」も店舗用カラオケ使用予定でしたが、なんとギター弾き語りに変更。これまた最高でした!
3曲目は『ガンバの冒険』のエンディング曲で、構成的にはバラード続きですが、こちらもギター弾き語りに変更。嬉しいアクシデントです。
そして4曲目はこれまたレアな『行け! 牛若小太郎』のオープニング曲の弾き語り! 当時と変わらぬ、すぎうらさんの歌声に震えが出るほどでした。このあとも数曲続きますが、1曲もれてちょうど60分弱。ほぼ予定通りでした。
参加者によるカラオケ大会。
丁度このとき、遅れていらした
石田信之さん山添三千代さんが入店され、これでゲスト8名が全員が揃いました。ゲストの佐藤宏之さんと『忍者キャプター』主題歌を、山添三千代さんと『少年探偵団 BD7』主題歌をデュエットする参加者の方もいて、大いに盛り上がりました。
最後はゲストの皆さんによるカラオケ大会。
美声の石田信之さんによる「戦え! ミラーマン」はディナーショーのようで、きくち英一さんの「帰ってきたウルトラマン」主題歌は、(スーツアクターとしての)ご本人出演の映像付で、まるで演歌歌手のようでした。
伴大介さんの「ゴーゴー キカイダー」は「(ご自身の)ファンクラブのカラオケ会でも歌ったことがない」とのことで、本邦初公開の主題歌ご熱唱の大盤振る舞いでした。ただご本人は「出来れば“春くれば”を唄いたかったなぁ」とのこと。
倉知成満さんはノリノリで「バトルフィーバーJ」主題歌を、筒井巧さんは海外ファンイベントが行われたブラジルで歌い過ぎたのか、キーを一つ下げてハイテンションで「ジライヤ」を熱唱してくださいました。
トリの山添三千代さんは、松原みきさんのヒット曲「真夜中のドア」を熱唱、シークレットカラオケオフ会は終了しました。
7月生まれの、すぎうらよしひろさん・筒井巧さんのお誕生会も(ちょっと段取りが悪かったですが)無事に遂行。
プレゼント抽選会は 「一人最低2品は当たる」という恒例の大盤振る舞い。何故か自分は2回戦とも山添三千代さんのサイン入りTシャツが当たりました。
今回のカラオケオフ会の参加費は5千円でしたが、食事とドリンク代だけでもそれくらいいきそうなのに、豪華ゲスト8名ご参加にカラオケ、お土産(しかも全て直筆サイン入り)を頂いて、写真撮影があって…いつもこれでいいの? と思わずにはいられないのは、自分だけではないようです(笑)。
このあとゲスト諸氏・運営スタッフとの打ち上げがあり、更にゲストがお帰りになったあとにスタッフのみの慰労会。スタッフのみの慰労会はカラオケも含む2部構成でした!
レトロオフ会から含めると、朝の10時から約12時間以上にわたる充実した1日となりました 。
参加されたゲストの皆さん、ファンの皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした!
そしていつも楽しいイベントを企画してくださる主催には、本当に感謝です! 是非またお声かけください。楽しい出会いをありがとうございました!
レトロ&カラオケオフ会、スタッフで参加させて頂きましたが、とても充実したひと時でした。
まず、
すぎうらよしひろさんの生唄によるマッハバロン! 歌声も全くの健在で素晴らしく、テンションが一気に上がりました。
さらに引き続き1974年の『おはようこどもショー』内のミニ特撮番組、『牛若小太郎』の主題歌! 当時キッズである私はこれを見てから保育園に通っていたものです(笑)。
まさか40年以上経って生で聴けるとは思っていませんので、自然と涙が出ました(笑)。
その他ゲストの皆様、参加者の皆様も共に楽しみ、懐かしさと感動を分かち合えるとても素晴らしい会でした。
またの機会を楽しみにしたいと思います!
シークレットカラオケオフ会は「今までにない趣向での特撮キャストとファンの交流の場」ということで行なわれました。
この日は司会という立場でしたが、一般のお客様と同様に楽しませて頂きました。
なにせ演じられたご本人達の作品の主題歌を歌われるわけですから。
曲によっては作品映像も出る歌もあります、それを限られた少人数で見られるのです、盛り上がらない筈はない!
自分にも子供の頃があり勇気ももらった歌たち…
伝説的アニソン・特ソンライブを交えた
すぎうらよしひろさんライブ、自分では歌うと涙でつまって歌えない「冒険者たちのバラード」を生で聴き、会場の一番後ろで咽び泣いていたのは私です。
そしてこの日、5人の選ばれたお客様も会場で一部キャストの方々とも歌えて楽しんで頂けたことが、この日のアツい所でもありました!
「こちら特撮情報局(バロン座談会実行委員会)」の新しいイベントの未来が見えた、という日でした。
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