江戸川乱歩のベストセラーにして、何度も映像化されている『少年探偵団』ですが、いわゆる「BD7版」は、特撮ヒーロー番組的なケレン味と、アニメ的なハイセンスで、当時、小学校低学年だった私を魅了しました。
そのキャスト・スタッフの皆さんと会える! 21世紀に、その様な機会が来るとは、夢にも思いませんでした。
鈴木清プロデューサーと長坂秀佳先生からは、企画成立の経緯、なぜ前後編になったかほか、数々の制作の秘密を。山添三千代さん、加藤寿さん、車邦秀さんからは、ロケのエピソードなどを聞けました。
子役の方が多かったロケの、修学旅行の様な微笑ましいエピソードの数々を聞き、本編映像を見返したくなりました。さらに当時、幼い私を魅了した数々の今風(と言っても40年前ですが)のアイデアが、鈴木プロデューサーによるものだとわかって感動しました。
また長坂先生と鈴木プロデューサーの、「男と男のぶつかり合い」とも言える、昭和の作り手の意地がうかがい知れて勉強になりました。クリエイターの妥協のない姿勢が、名作を生み出すのだな、と思いました。

闘病中のお身体で、我々ファンとの触れ合いにお越し下さった、
石田信之さんと下塚誠さんにも感謝いたします。幼い時に拝見したイメージそのままの、魂のヒーローでした。
このイベントに参加させていただいた事は、一生の思い出になります。自分も出演者の子役の皆さんと同世代なので、まるで同窓会の様な感慨がありました。本当に、ありがとうございました。
『少年探偵団 BD7』放送40周年オフ会! 去年(2014年10月25日)『スーパーロボット マッハバロン』生誕40周年のオフ会を主演の下塚誠さんの経営するお店“レモンタイム”で開催したのがきっかけで、同じ日本現代企画の作品である『少年探偵団BD7』40周年オフ会を開催する流れになったようです。私は前回初参加ではありましたが、今回は主催よりお声がけをいただき、運営スタッフという事で参加させていただきました。
マッハバロンオフ会時にもBD7のキャストについての「今」が話題となっており、特に「オウム役の内海敏彦君に会いたい!」というオフ会参加者たちの声を聞いた鈴木清監督の「ちょっと内海君を探してみるか」という言葉に、すごく期待をしたことを記憶しています。

それから約1年後、主催よりお誘いいただき、開催2週間前に今回の会場である“居酒屋 山添”にスタッフが集合し顔合わせをしました。このお店はBD7団員の紅一点であるマジョこと
山添三千代さんのご家族が経営する居酒屋で、奥にはカラオケもできるパーティールームもあります。
なにより、ウィキペディアにも情報のない山添さんの所在に辿り着いた、主催の勘の鋭さに脱帽するばかり。主催が最初にあたりをつけてお店に入った時の様子や、山添さんが見た主催のファーストインプレッションなども直接お聞きして、打ち合わせよりも山添さんとの会話がとても楽しかったことが印象深いです。
山添さんの容姿は、ネット画像等でご覧いただいているように当時とほぼ変わらないほっそりした感じなのですが、一旦しゃべり出すとマジョのイメージとは異なる、声大きめのサバサバした感じのギャップがすごくいい!
お店の切り盛りはお母様と妹さんが頑張っておられ、ご家族全員が仲がよく料理もとても美味しいというほのぼのとした感じです。

さて今回のスタッフですが、例年のスタッフに加え、昨年のオフ会に参加されたメンバーの一部と(今回司会を担当された)WILD大将さんが加わりました。
WILD大将さんとは偶然知り合いだったうえに、運営スタッフで知らない人は皆無の状態でしたので、自分としては特に緊張するでもなく、ただただ当日が楽しみでした。
当日自分は、主にゲスト対応、BGM、DVDなどオーディオ機器操作の担当をさせていただきました。以前VAP社から発売された『少年探偵団 BD7』の音楽集には、主題歌と副主題歌などが版権問題で含まれておらず、たまたま自分が所有していたCDを持参した次第。

参加ゲストの調整に関しては、主催と
鈴木清プロデューサーで色々と手配されたようですが、やはり団員の消息は中々つかめず…といった結果だったようです。
冒頭にも記したとおり、作品として日本現代企画つながりだったり、『マッハバロン』撮影からさほど時期もかけ離れていないこともあり、同窓会的な意味合いで『レッドバロン』に出演された
石田信之さん、『マッハバロン』主演の下塚誠さんもご出席くださいました。お二人とも体調が優れないため途中での退場となりましたが、参加者の方のために、ひと品ひと品丁寧にサインを入れてくださいました。
『人造人間キカイダー』や『快傑ズバット』などでも脚本を担当された、
長坂秀佳さんもご参加くださいました。ご入場の際は、主催もスタッフも全員、長坂さんと面識がない状態で一番緊張した瞬間でした。
宣弘社や日本現代企画の作品に、ほとんど出演されている
加藤寿さんが秋田から奥様とご一緒にご参加。本当に仲のよいご夫婦で、どこに行くにも一緒というのは自分もこうありたいと思う姿であります。加藤さんとは去年初めてお会いして以来、お手紙のやり取りや他のイベントでもお会いしたりして親交を深めさせていただいており、本当に感謝しております。
『BD7』で殺陣(擬斗)を担当された
車邦秀さんは、退院されたばかりでちょっと痩せられた感じではありましたが、とてもお元気でした。『BD7』のオープニングテロップには「若駒」という表記のみで「殺陣(擬斗)」という表記はなく、過去の流れから高倉英二さんが殺陣を付けていたものとばかり思っていましたが、知り合い経由で高倉さんに確認していただいたところ「『少年探偵団』に係った記憶がない」との事で、一体誰が殺陣師を務めていたのか疑問でした。車さんが着席されたところで、そのことをお訊きしたところ、「僕はこの作品で殺陣師として初めて参加したんですよ」とのことでした。
そして今回、鈴木清プロデューサーが急遽誘って飛び入り参加された
安藤実さんは、キャスティング・プロデューサーの他にBGM集などの発売にも力を注いでいらっしゃる方です。安藤さんとは数年前からの知り合いで、『ウルトラマンティガ』でムナカタ副隊長役を演じられた大滝明利さんが、安藤さんに私の治療院を紹介してくださり、ご来院くださったのがきっかけでした。最近では円谷プロとしては初の試みだった舞台「ひとりぼっちの地球人」の時に会場でお会いした以来でした。本当に偶然でしたが、お迎えしたとき安藤さんも驚きのご様子でした。「今後『少年探偵団』の主題歌も含む完全版をリリースしたい」と話していらっしゃいました。
また、ツイッター経由で飛び入り参加された
樋口真嗣監督にとっても、『少年探偵団 BD7』は想い入れのある作品だったようです。2010年のテレビシリーズ『MM9』の時に自衛隊員で撮影に参加した時の話などをさせていただきながら、今回のゲストの方との関わりなどをお訊きしたところ、鈴木清プロデューサー以外は面識がないとのことで、本当にいちファンとしての飛び入り参加だったようです。

特撮変身ヒーローブームの中、変身はないものの主演キャスト同様、子どもの目線でこの番組を観て、いつもBDバッジや手帳などの七つ道具にはそそられ、近所の駄菓子屋へ行っては水鉄砲や銀玉鉄砲、パチンコ、かんしゃく玉などの自分流七つ道具を揃えていたものです。また劇中で使用された自転車やローラースルーGOGOなども必須アイテムで、スーパーカーライト付自転車を買ってもらった時は、夕暮れの習い事に出かけるのが楽しみでした。こうした子ども目線に立った感情移入できる仕掛けの数々、タイアップが功を奏して、視聴率25%という高い数字を叩き出したのでしょう。
今回このBDオフ会参加にあたり、何かサプライズをと思い、稚拙ながらBDバッジ(胸につけるバージョン)とロボター7の頭部を自作しました。BDバッジは全部で10個作り、完成直後に一番下の娘(小学2年生)に1個取られました(笑)。彼女はBD7の大ファンで、しょっちゅうLD-BOXを引っ張り出しては観ています(特典のBDバッジ欲しさに購入しました)。娘を見ていて、やはりこの作品、時代は変わっても子どもウケする作品なのだと思いました。鈴木清プロデューサーも「今こういった作品を作ったらウケるだろう」と話していらっしゃいました。
因みにこのBDバッジは急遽ゲストの方にお配りして胸に着けていただくことになりました。少年ならぬ「高年探偵団」。特に長坂秀佳先生のリアクションが不安でしたが、真っ先にBDバッジを着けてくださいました。
鈴木プロデューサーからは「これよく出来てるね。これ、貰ってもいいの?」と訊かれ、「もちろんです!」と答えました。あまりに嬉しくてツーショット撮影をお願いしたら、「あなた、指2本(出して)ね」と言われ、何のことかと思ったら、鈴木プロデューサーは(手のひらを広げ)僕は指5本、君の2本と併せて7本で「BD7!」というアドリヴ。心憎いですね〜。
この日のメインゲストである山添三千代さんは綺麗な着物姿で登場。ちゃんとBDバッジを40年ぶりに着けてくださいました。相変わらずひょうきんな車邦秀さんは、ロボター7のマスクを被ってくれたりと、本当に作った甲斐がありました。
残念ながら、今回怪人二十面相役の団次郎さんにはお仕事の都合でご参加いただけませんでしたが、「怪人二十面相のアイマスクも作れば良かったな〜」と後悔してみたり…。

ゲストトークショーが始まり、会場スペースの都合で私は隣の部屋でスタンバイ状態が続き、ほぼ内容はわかりませんでしたが、司会のWILD大将さんがうまく仕切ってくださったので、スタッフ用に編集された映像を楽しみに待ちたいと思っております。
あっという間の5時間でしたが、最後に沢山の特撮関係のDVDやBD、書籍などがプレゼントされる抽選会があり、貴重な品物がゲストのサイン入りで全員に3品ずつ行きわたりました。また、参加者一人ずつ+ゲスト全員で記念撮影もして、BD7記念オフ会は終了となりました。
終了後は着物姿の山添さんとツーショットや、ご家族の方ともご一緒に記念撮影させていただきました。まだお会いして2回目なのに、山添さんには名前まで覚えていただいて嬉しいかぎりでした。
「また何らかの形で、他のBD7団員役の方々ともお会いできる日が来れば!」という期待を残しつつ、解散となりました。
スタッフの皆さま、ゲストの皆さま、参加された『BD7』ファンの方々、本当にお疲れさまでした!
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