東京富士見坂
『レッドバロン』第5話内に2度登場する東京富士見坂を下から仰ぎ見たアングル。左手前はコヤマドライビングスクール成城。同スクール沿いにある仙川を上流に向かうと、東宝撮影所へ到る。
“東京富士見坂”レポート
レポーター◎「こちら特撮情報局」奥虹

休暇中ドライブを楽しむ健・真理・大作。3人は丘陵地帯で謎の小型ロケットが打ち上げられている現場に遭遇する。人工雨を降らせる目的のロケットが鉄面党の策動によるものだと知った哲也・大作・熊野警部は直ちに出動するが…。
ロケ地の東京富士見坂は
『レッドバロン』第5話序盤、現場へ向かう途中に哲也・大作のジープと熊野の自転車が上る坂。また同話、事件解決後、雷に撃たれたままの格好で自転車を曳く熊野と、その後をクラクションを鳴らしながら進むSSIメンバーの自動車が上るシーンでも撮影に使われている。
第5話劇中とほぼ同一アングルで眼下を見る。熊野警部役の玉川伊佐男氏は、都合2度この坂を自転車で上っている。左側にある歩道スペースは40年前にも存在した。
“東京富士見坂”は世田谷区岡本3丁目にある、東方から西方向に向けて下る約150メートルの急坂(傾斜22パーセント)。2004年、国土交通省関東地方整備局によって、富士山を美しく眺望できる“関東の富士見百景”のひとつとして選定された。
当時、東宝オープンセットから直線距離で約500メートル、円谷プロ東京美術センターから約600メートルと近かったため、特撮作品撮影に重宝されたロケ地のひとつだ。
熊野警部は自分の自転車とSSIジープをワイヤーで繋ぎ、省力化移動しようとする。劇中、坂の中腹右に石垣が確認できたが、現在は跡形ない。
第5話中の東京富士見坂での2シーンは、ともに最上部から約30〜40メートル下った辺りが映っている。最上部から見下ろして、坂を下りきった地点から約50メートル先に仙川があり、当時その手前右側には“日産自転車教習所”(現.コヤマドライビングスクール成城)があり、手前左側の空地だったスペースは現在2棟のマンションが建っている。
映像中、坂下の右側には工事車輌とプレハブ小屋が見える。
東京富士見坂の最上部から眼下を見下ろす。天気の良い日には遠方に富士山を眺望できるため、2004年11月“関東の富士見百景”に選定された。
なお、東京富士見坂をロケ地とした作品として『帰ってきたウルトラマン』(第15話)、砧地区の撮影所“国際放映”の作品である『太陽にほえろ!』『コメットさん(初代)』『ケンちゃんトコちゃん』『あばれはっちゃく』、近年作として『ライフ』『S〜最後の警官』『幽かな彼女』『うぬぼれ刑事』等がある。
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