神奈川臨海鉄道 塩浜操車場
『レッドバロン』第15話、鉄面党の策略にはまり、殺人犯として熊野警部に追われる健は、車輌基地内(画像奥)を縦横無尽に逃亡する。
“神奈川臨海鉄道 塩浜操車場”レポート
レポーター◎「こちら特撮情報局」奥虹

『レッドバロン』第15話、鉄面党の策動により殺人犯の汚名を着せられた紅健は、やむを得ず逃走する。追跡中の熊野警部と車輌基地内で遭遇した健は、ついに逮捕されるが、現場に駆けつけた大郷は、熊野に「健を事情聴取したい」と願い出る。一旦は健を基地内に保護した大郷だが、“ある作戦”を遂行するため再び健を解放する。
ロケ地となった“神奈川臨海鉄道 塩浜操車場”は、浜川崎駅〜塩浜駅間が開通したことに伴い、1964年に塩浜4丁目の当該地で業務が開始された。現在は、JR貨物(1路線)・神奈川臨海鉄道(3路線)・神奈川臨海通運の3社が事業者となっている。
41年前、車輌基地内の貨物留め置き用線路は、“国鉄(現.JR貨物)”が10本、“神奈川臨海鉄道”が16本であった。実際に撮影に使われたのは、アングル的に後者だと思われる。
画像手前の神奈川臨海鉄道水江線は、『レッドバロン』放送当時まだ開通していなかった。奥の貨物用線路群では、熊野が健を追跡するシーンが撮影された。現在“塩浜操車場”は“JR貨物”や“神奈川臨海鉄道”など3社によって管理されている。
『レッドバロン』第15話の一連の車輌基地シーンは、当時の国鉄側ではなく臨海鉄道側で撮影されている。当時、“神奈川臨海鉄道 塩浜操車場”には、貨物列車を留め置く16本の線路があり、熊野が健を追跡するシーンは、これらを横断する形で行われている。その後“裏スポンサー”であった“モービル”のロゴが、貨物列車のボディにさり気なく貼られて、劇中に映り込んでいる。
“塩浜陸橋”を南方向に見る。健を逮捕した熊野と会うため、SSIメンバー4人が駐車後、歩き出したのは画像左端辺り。敷地内は一般立入禁止のため、今回やむを得ず当該アングルとなった。
健を逮捕した熊野は、健に手錠をかけ、操車場を北から南方向へ向かう。対するSSI4人は“塩浜陸橋”を背景に、各自のSSI車輌で現場へ到着する。現在、“大郷たちの到着地点”には“神奈川臨海鉄道水江線”の線路と“JR貨物関東支社川崎派出所”がある。
健を逮捕した熊野とSSIメンバー4人が相対するのは、おそらく“ 神奈川臨海鉄道 塩浜操車場”のもっとも西側、当時の“国鉄 塩浜操車場”と隣接する辺り。鈴木清監督は貨物車輌の連結部を近影に、6人の人物を背景抜きで浮かび上がらせて撮影している。
“国道132号線 塩浜陸橋”から橋中央(東方向)を望む。健の逃亡シーンは川崎市内の幹線道路でも撮影されたと思われる。
撮影場所から最も近く、撮影機材運搬の省力化が図れるであろうことから、当時、ロケ隊がロケバスなどを駐車していたのは、“神奈川臨海鉄道 塩浜操車場”内16本の貨物留め置き線路と隣接する“神奈川臨海鉄道 塩浜営業所”スペースだったと推察される。
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