フェリー発着所(舘山寺)
“フェリー発着所(舘山寺)”の遠景は大草山。ロープウェイで繋がる大草山山頂展望台には、発着所“大草山駅”がある。画像中央に遊覧船が見えるが、劇中ほぼ同じ位置を、デビラー乗船の小型フェリーが航行していた。
“フェリー発着所(舘山寺)”レポート
レポーター◎「こちら特撮情報局」奥虹

『レッドバロン』第25話、幸いにもロープウェーでデビラーに止めを刺されなかった真理は、哲也たちに保護されホテルで静養する。真理の話から鉄面党が矢沢博士を狙うことを予感した大郷たちは、博士を保護するため部屋へ急ぐが、ひと足先にメカロボが急襲していた。SSIユニフォームに身を包んだ大郷・哲也・健・真理の4人は、バロン改造の秘密を記した書類を奪ったメカロボを追うが見失ってしまう。4人は“フェリー発着所”へ向かい…。
“フェリー発着所”付近を探索する大郷たち4人の前に、熊野警部が大助たちを伴ってフェリーから現れた。熊野は大作が砂丘で忽然と姿を消してしまったことを大郷に伝える。湖上を行く(デビラー総統が乗った)フェリーをキャメラが俯瞰で映している位置は、アングル的におそらくロープウェイの“旧.かんざんじ駅”辺りと推察される。
フェリーに乗船していたデビラーは、矢沢博士から強奪した設計図から、SSIが浜名湖付近でレッドバロンを強化改造中である事実を知って、バロンを引き摺り出すため、即座にキングデビラーを出撃させる。デビラーがロボットを操る場所は、おそらくロープウェイの“旧.大草山駅”か?
上画像で大草山の辺りに見えた遊覧船が到着した。劇中、乗船客のための駐車場が目立ったこの辺りだが、現在は落ち着いた和風庭園型公園になった。現在の駐車スペースは、周辺の廃業したホテル・旅館のそれが流用されている模様。
当該フェリー発着所は、映画「男はつらいよ 〜柴又より愛をこめて〜」(1985年12月公開)の劇中に登場。もちろん『レッドバロン』第25話劇中にも登場しているが、フェリーの発着位置は41年前と変わりない。しかし現在は41年前より乗場をシンプルにした分、箱物を充実させ、1階をチケット売り場、2階を飲食スペースとして効率的に使用したばかりか、当時駐車場だったスペースを和風庭園型の公園にするなど、景観アップに努めている。

・熊野や大助たちが降りてくるシーンが撮影された“遠鉄フェリー”は、1970年11月に就航。ルートは寸座〜舘山寺であり、劇中の中田島砂丘とは接続されていない。
・劇中、重要書類を奪ったメカロボを追うSSIメンバーの背景に、“遠鉄フェリー”の看板が見える。陸上輸送の発達で湖上輸送が不振となり、『レッドバロン』撮影からわずか4年後の1977年9月、“遠鉄フェリー”は廃航した。同年“浜名湖遊覧船(株)”が設立され、遊覧船事業を一手に担い、現在に至る。
・1983年3月、白いスマートなデザインの“かんざんじ丸”が就航した。
・1986年8月、浜名湖最大の遊覧船“浜名丸”が就航した。
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