“東京国際見本市会場”跡
晴海埠頭に建つ“晴海客船ターミナル(1991年5月共用開始)”より、北東方向(江東区木場方面)を望む(上)。

視線を左へ移した先が“国際見本市会場”跡地。月島・勝どきエリアに建ち並ぶ高層ビル群の下、2020年夏季オリンピックに向けて、着々と再開発が進んでいる(下)。
“東京国際見本市会場”跡レポート
レポーター◎バロンロケ地調査隊

『レッドバロン』第1話、科学秘密捜査隊(SSI)の紅健は“万国ロボット博覧会”会場にロボット工学博士の兄・健一郎を訪ねる。SSIメンバー監視の下、万全な態勢かと思われた博覧会だったが、デビラー総統率いる“鉄面党”のロボット・トロイホースが現れ、世界各国のロボットを次々と奪い去って行く。“鉄面党”は戦闘用に改造したロボット軍団で、世界を征服する野望を持っているのだった。ロボット製作者達が次々に連れ去られ、遂には紅健一郎博士も拉致されてしまう。
衝撃のイントロダクション! 健一郎の命運や如何に!?
かつての“三ツ目通り”の突き当たり付近より北東方向を望む。更地の部分がかつての“東京国際見本市会場”で、7つの施設で構成されていた。左手の“東京都中央清掃工場(2001年竣工)”が建つ場所は、かつての“西館”辺り(上)。

同所より接写。かつて“東京国際見本市協会”があった右手には“ホテルマリナーズコート東京”が建つ。
また、かつて左手にあった14階建ての“晴海三丁目住宅”は、健が到着するシーン、健一郎が連れ去られるシーンの背景に映り込んでいる(下)。
『レッドバロン』第1話の最初のロケ地が“東京国際見本市会場”であることは、特撮ファンに広く知られている。特徴ある“東館”のドーム型意匠、会場入りする健の背後に「world import」と書かれた標識が見えることなど、特定の決め手となる要素には事欠かない。
1959年の完成から1996年の閉場まで、数多の企業イベントや同人誌即売会などが開催された同所は、後継施設の“東京ビッグサイト”にその役目を譲り渡して、2020年夏季オリンピックの選手村予定地となった。
健が車を乗り付ける、かつての“東館”前の現在。
ここには僅かながら“三ツ目通り”の名残りがある。後方の倉庫群が健在なのも嬉しい限り。
迫り来る“鉄面党”の魔の手から逃げる健一郎を、健が車へ誘導するのも同じ場所。
バロン座談会”にて、健一郎役・石田信之氏の発言にある「とても遠い場所」が、この晴海埠頭だったかどうかは分からない…。
“東京国際見本市会場”は、A館、B館、C館、東館、西館、南館、新館の7施設で構成されていた(1978年度版の住宅地図では、1号館、4号館、6号館、東館、西館、南館の表記)。“万国ロボット博覧会”会場となった“東館”は、銀色のドーム状屋根を持つ円形構造で異彩を放っていた。…が、使われたのは外観のみで、内部は小学校の体育館で撮影された模様(“バロン座談会”より)。
かつての“三ツ目通り”の突き当たり付近より西方向(港区芝方面)を望む。この場所には駐車場と5号館があった(上)。

会場跡を北東方向から望む。遠景に見えるのは、港区のビル群と“レインボーブリッジ”(下)。
<2014年12月9日追記>
『マッハバロン』第1話、初出撃でハイルV2号を見事に撃破した嵐田陽が、“マッハバロン”と共にKSS(キス)の一員として迎え入れられる場所は、前述の“東館”内部。
ドーム型の天井に幾何学模様を描くように張り巡らされた鉄骨が、近未来的な雰囲気を醸し出している。
ララーシュタイン率いるロボット帝国との戦いはまだ始まったばかりだが、初戦を終えた安堵感にひと時包まれるKSSメンバーの笑顔は眩しく、陽と愛の無邪気な掛け合いも微笑ましい。
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